2期連続赤字だとどうなる?融資が受けられるかどうかも解説!

決算が終わり、2期連続赤字でやばいと感じているのではないでしょうか?

この記事を読めば、

  • 2期連続がどれほど深刻なのか
  • 赤字でも銀行融資は利用できるのか
  • 融資以外の調達手段

がわかります。

3行でわかるまとめ
  • 2期連続赤字でも状況次第で融資は利用できる
  • 万年赤字の会社は融資は通りにくい
  • ファクタリングなら赤字でも関係なく利用できる

それぞれ解説していきますので、一緒に確認していきましょう!

関連記事:ファクタリングおすすめ17社!手数料や買取可能金額ごとに比較!

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2期連続赤字は危険

2期連続で赤字を出すと、会社や組織の健全性に深刻な懸念が生じます。

その理由はいくつかありますが4つ紹介していきます。

なお、赤字でも融資を引き出す6つのコツなどについてはについては、下記の記事が参考になるはずです。

参考 > 赤字でも融資を受ける6つコツとテクニック【融資のプロ解説】

財務面の問題

真っ先に思い浮かぶのは、財務面の問題でしょう。

赤字が続くと、企業の財務状況が悪化し、資金繰りに支障が出てきます。

また、製造業や買掛金などの債務が先行する企業の場合、支払い能力が低下し、借金を返済するための余裕が失われる可能性も出てきてしまいます。

信用リスクの増加

2期連続で赤字を出すことで、企業の信用が低下します。

信用の低下は銀行等の金融機関だけではなく、取引先や株主など、企業と関わるすべての関係者から信頼を失うおそれも出てきてしまいます。

取引先からの信用を失ってしまうと赤字はより深刻化し、最終的には倒産してしまう企業も少なくありません。

投資家の関心喪失

赤字が続く企業に対しては、投資家や株主の関心が低下する可能性があります。

上場企業の場合、結果として株価が下落し、資金調達の難しさが増します。

また、上場会社だけではなく、一般の会社にもこのことは当てはまる。

エンジェル投資家やファンドから資金調達をする際にも、赤字が続いている企業に対して投資してもらうのは理由を説明するだけではなく、今後の展望についてもしっかりと説明できなければ投資してもらうことは難しいでしょう。

競争力の低下

赤字が続く企業は、競争力の低下にも直面します。

資金不足のために新たな製品やサービスの開発が困難になり、競合他社に市場シェアを奪われる可能性が高まります。

また、広告等で認知をとっている場合、競合他社に資本力で負けてしまい、顧客の枯渇化が進んでしまう場合もあります。

このように、2期連続赤字は会社としての信用度だけではなく、会社に関わる全てのリソースに影響が出るため、危険といえます。

2期連続赤字の場合、融資は受けにくい

結論として、2期連続赤字の場合、金融機関からの融資は受けづらいです。

理由はいくつかありますが、まず銀行や金融機関は貸し手として企業の信用力や返済能力を重視するため、赤字が続く企業は財務状況が悪化しており、返済能力が低下していると見られがちです。

また、融資を受ける企業は将来の収益性や安定性を示すことが求められますが、赤字続きの企業はそのような安定性を欠いていると見なされる可能性が高いです。

さらに、赤字が続く企業は競争力の低下や事業モデルの問題など、様々なリスクを抱えているとみなされ、融資を受ける際の審査が厳しくなる傾向があります。

そのため、2期連続で赤字を出した企業は融資を受けるのが難しくなります。

赤字は3つに分類できる

2期連続赤字の場合でも、銀行融資を受けられる場合はもちろんあります。

一時的な赤字(将来は黒字化)

赤字の原因が一過性のものである場合、銀行からの融資を受けることはできる可能性は十分にあります。

この場合、銀行に対して、

  • 赤字の原因とその詳細
  • 赤字による自社への影響
  • 今期黒字になるのか

上記3点は最低限、金融機関に提示する必要があります。

例えば、以下のようなものです。

エステサロンの経営を行っていたが、コロナウイルスで、お客様がへり、売上が減少し、赤字になってしまった。

しかし、現在は、コロナウイルスの影響が収まり、お客様が戻ってきており、今季中には黒字化する見込みが立っている。

コロナウイルスの流行前までは、毎回個別で料金をいただいていたが、コロナウイルスをきっかけにサブスクリプションに変更したため、会員数も増え、安定した売り上げを立てることができているため、現在は安定した経営をできている。

このような場合、銀行に対して、指定された書面で、このことについて説明をします。

ポイントは必ず金融機関がしてする書面で伝えることです。もし口頭で担当ベースで伝えていたとしても、銀行の稟議では、担当から上長、決済者とボトムアップで承認をしてもらう必要があります。

口頭での場合、決済者までしっかりと伝わらない可能性があるため、必ず書面で通知することが大切です。

将来に対する投資による赤字

会社が設備投資による赤字を出した場合でも、融資を受けられる可能性は十分にあります。

例えば、次のような事例が考えられます。

ある製造会社が、古くなった機械を更新するために大規模な設備投資を行う。この投資により、生産性が向上し、製品の品質が向上すると期待されたが、初期投資により一時的に赤字が発生してしまった。

しかし、この会社は設備投資の計画を詳細に説明し、将来の収益性や事業の成長戦略を示すことができ、設備更新によって生産効率が向上し、競争力が強化されるという実績や計画も提示した。

さらに、この会社は過去の財務データや将来のキャッシュフロー予測などを提供し、返済能力を裏付けました。

金融機関は、設備投資による赤字が一時的であり、将来的な収益性が見込まれることを考慮し、融資を受けることを承認しました。

このように、適切な計画やデータを提供し、将来の成長戦略や収益性を示すことで、設備投資による赤字でも融資を受けることが可能です。

会社の資金繰りが厳しく万年赤字

資金繰りが厳しく、長期間にわたって赤字が続く会社が融資を受けられる可能性は低いと言わざるを得ません。

「2期連続赤字は危険」でも伝えた通り、金融機関は融資を検討する際に、返済能力や財務状況、将来の収益性などを慎重に評価します。

万年赤字の会社はこれらの要素で不利な状況にあります。

ただし、融資を受ける可能性が完全にないわけではありません。例えば、以下のような状況であれば、融資を受けられる可能性があるかもしれません。

  • 実現可能性が高く、リスクが適切に管理されている事業再生計画がある
  • 提示できる保証や担保が金融機関にとって十分な価値がある

上記の場合であれば、融資をしてもらえる可能性はあります。

ただし、2期連続赤字企業のほとんどが、資金繰りに悩み融資の相談をしていることから可能性は低いことに変わりはありません。

急な資金調達にはファクタリングの利用も検討してみてください。

銀行は営業利益と経常利益を重視する

融資を受ける場合、銀行はキャッシュフローや資金繰りについても確認はしますが、重要視されるのは営業利益と経常利益です。

営業利益や経常利益は、会社の返済能力を評価する際の重要な指標になります。

これらの利益は、会社が事業活動から得る収益を示しており、融資実行後、返済するための資金を生み出す能力を示すものとして捉えられる。

また、営業利益や経常利益が安定している場合、会社が将来にわたって融資を返済できる可能性が高まるということの裏付けにもなります。

銀行は融資をする際に、リスクを最小限に抑えた上で、判断をするということを必ず覚えておいてください。

2期連続赤字の場合、ファクタリングも検討

上記で説明したように2期連続赤字の場合、金融機関からの資金調達は非常に厳しいです。

しかし、ファクタリングであれば、融資と違い、貴社の売掛金を現金化して資金調達が可能なため、決算に関係なく、資金調達が可能です。

一過性の資金難であれば、ファクタリングを利用することで乗り越えられることも多いため、ぜひ参考にしてみてください。

ここでは、2期連続赤字の企業にオススメなファクタリング会社を3社紹介しますが、ファクタリング会社の一覧を確認したい方はこちらを参考にしてください。

参考:ファクタリングおすすめ17社!手数料や買取可能金額ごとに比較!

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ビートレーディング

ビートレーディング
引用:ビートレーディング

評判・口コミ:ビートレーディングの評判・口コミ!メリット9選と審査通過のコツ5選も徹底解説

ビートレーディングはファクタリングのパイオニアと呼ばれる企業で、2社間ファクタリング3社間ファクタリングに対応しています。

取引実績は58,000社を超え、累計買取実績は1,300億円を突破。(2024年3月時点)

ビートレーディングの特徴6つ

  • 最短2時間のスピード審査
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  • 審査必要書類は2点のみ
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業界の先駆者としてサービスの幅を広げているため、柔軟に対応してもらえることも多く、急な資金調達が必要な場合に相談したい1社です。

ファクタリングのパイオニア

ビートレーディング

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構
引用:日本中小企業金融サポート機構

評判・口コミ:日本中小企業金融サポート機構の評判・口コミ!メリット9選と審査通過のコツ5選も解説

日本中小企業金融サポート機構はファクタリングサービスに加え、幅広い資金調達サポートやアドバイザリー業務も行っています。

コンサルティングでは企業ごとに課題を見つけ出し、改善案を提案してもらうことも可能です。

資金繰りに悩む方が資金調達する方法について、気軽に相談できるのはファクタリング会社の中でも、日本中小企業金融サポート機構ならではの強みです。

日本中小企業金融サポート機構の特徴3つ

  • 一般社団法人だからこそ実現できる低手数料
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業界では珍しい一般社団法人だからこそ、好条件で資金調達をできる可能性が上がります。

そのため、資金繰り自体の相談をしたい方は一度相談してみてください。

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日本中小企業金融サポート機構

トップマネジメント

トップマネジメント
引用:トップマネジメント

評判・口コミ:トップマネジメントの評判は?迷惑という口コミの真相を徹底調査!

トップマネジメントはビートレーディングと同じく、日本で初期にファクタリングサービスを展開している会社となり、豊富な取引実績があります。

また、他の会社と違う特徴は従業員の顔をネットで確認することができるという点。

ほとんどのファクタリング会社は来店不要のファクタリングを提供しており、使いやすさもある一方で、相手がわからない状態で話すのが怖いという意見もあります。

顔が見えることにより、安心して悩みも打ち解けることができます。

トップマネジメントの特徴4つ

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  • 豊富なラインナップの中から提案してくれる
  • 業界最安水準の手数料
  • 業界歴が長いからこそ成約率も高い

ファクタリングサービスに少しでも不安を感じている場合、トップマネジメントに相談して見ることをオススメします。

担当者の顔が見える

トップ・マネジメントに相談する

2期連続赤字に関するまとめ

2期連続赤字だった場合でも、融資を受けることはできる可能性があります。

ですが、通常の融資よりも時間がかかること、受けられる可能性が下がることから、資金調達をする前にお金が尽きてしまう企業も少なくありません。

そのため、急な資金繰り難に陥った際には、ファクタリングの利用も考えてみてください。

2社間ファクタリングを利用することで、取引先にも通知されず、心配をさせることなく資金調達をすることが可能です。

ファクタリングについて知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

2期連続赤字に関するよくある質問

2期連続赤字の場合、融資は受けられますか?
受けられる可能性はあります。一度取引のある金融機関に相談してみるようにしましょう。
2期連続赤字はやばいですか?
やばいです。現在の状況で、何も対策をしていない場合、資金難に陥ってしまう可能性が高いため、対策を考えましょう。

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